職場内恋愛
奈々の言葉を聞いて俺まで顔を赤くする。
そう言えば俺、結構すごいこと言ってたもんな。
嫉妬に押しつぶされて、なりふり構わなくて。
『俺のだから』
とか
『手ぇ出すな』
とか、相当恥ずかしいこと言ってんじゃん。
「優作…が」
あ…奈々、ちゃんと約束守ってくれてる。
さん付け禁止、って約束。
「あんなこと言ってくれるとは思わなかった」
しかもちゃんと敬語じゃなくなってる。
距離…縮まったかな?
「あの…ちょっとお邪魔するけど」
突然、上から声がした。
『きょ…京地?!』
どこに昇ってんだよ?
京地は華麗に飛び降りた。
「そんな甘い空気、つくってる場合じゃないんじゃない?」