職場内恋愛
『あ、そう言えばあの子の名前…橋野奈々って言うんだな』
2本目のタバコに突入した涼が呟く。
『あの子…何年生の担当?』
なるべくいつも通りを装って俺は涼に聞く。
『お前んとこの副担任』
『……………マジ?』
『マジ』
『そっか』
かなりいつも通りな感じで言ったけど、
心の中の俺は飛び上がって喜んでいた。
彼女と…仕事ができる
そのことが俺を飛び上がらせたんだ。
『あとあの子、国語担当なんだって』
涼はなぜか先に秘密の場所を出て行った。
あれ?どうしたんだろ?
俺は不思議に思い、振り向いた。
と、そこには
「あ、あの!!!」