職場内恋愛
第8章
新年度
俺がどんだけ落ち込もうと
奈々が俺を直視してくれなくなっても
時間は止まることなく進み続ける。
そして気づくと新年度が始まろうとしていた。
『優作、また真の担任?』
俺のクラス表を見た涼は笑う。
『うっせーよ。
またアイツに嫌味ばっかり言われるわ』
俺はそのまま3年の担任になった。
そしてクラスには京地がいて。
ついでに京地の彼氏の相原も俺のクラス。
『お前もさ、いろいろ大変だよな』
涼はそう言いながら俺の肩を叩く。
何が?なんて聞かなくても分かる。
だって俺の隣のクラスの担任は…奈々、なんだから。