職場内恋愛
『ったくさ、優作は愛想ってものがまったくない!
もうちょっと優しくしてあげなよ?
女の子にくらい。』
俺の横を歩いている涼が呟く。
相変わらず、うるさいんだよ、お前は。
『行きたくて行ったワケじゃねーの、こっちは。
だから俺の好きなようにしてもいいだろ??』
涼は顔をしかめる。
こっちは人が足りない、
って言うから来てやったのに。
『なぁ、優作
なんでお前、彼女作んねぇの??
お前がその気になれば彼女くらいすぐできるだろ?』
俺は涼の言葉を流す。
うるせぇんだよ、涼。
お前には関係ないだろ?
ってか、俺が彼女作んねぇ理由、お前は知ってるだろーが。
それを聞かれることを俺がイヤがってることも、
お前は知ってる。
なのにどうしてそんなこと言うんだよ?