職場内恋愛
第3章
すれ違い
「そっか~…
言ったんだ~…」
タバコをふかす俺と涼の間で京地は呟く。
「で、奈々ちゃん…どんな様子だった?」
涼も京地も興味津々な目で俺を見つめる。
『大丈夫です、って。
京地の言った通りの結果だった』
おー!と、声を合わせて2人は拍手。
なんだよ。
相変わらず仲いいな。
『以上、報告終わり
んじゃ、俺は戻るから』
ドアを開けると同時に
『「お幸せに~!!」』
と、言う声。
まったく、コイツら2人は一緒にいちゃいけないな。