桜の咲く頃


何でか普通に話せてる。イケメンパワーか!?


でも沖田さんはあまり話さない。聞き上手なのかな?


「私、喋り過ぎですね。」


「んっ?そんなこと無いよ。俺基本的に聞く方だから、口開くと性格悪いんだよ。昔はこんなんじゃなかったんだけどね。」


「ハハハハッ。」


「ハナは社交辞令って言葉知らないようだね。」

嫌味笑いをした。


「ごっごめんなさい。私、嘘とか苦手で、社交辞令なんて言った日には恐ろしい。」

大爆笑された。


「ハナって面白いね。気に入っちゃった。たまに逢わない?お茶するだけ。朔に悪いし。」


「朔ですか?良く解らないけど良いですよ。」


「じゃぁ〜ちょっと待ってて。」

朔の所に行って何か話してる。
聞こえない。
帰ってきた。

「これ、俺の番号とメアドだから。」

と名刺を渡された。


「沖田総司……同姓同名!!」

「今更?」


「あっごめんなさい。格好いいですね。偉人と同じ名前なんてってあくまで私の見解ですけど。沖田さんには……。」


肩を振るわせてる。


「えっあっ私何か……。」

「チョー面白い。格好良いなんて言われたの初めてだょ。保志にさえ馬鹿にされたのに。」
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