桜の咲く頃
帰り道
ヤバイ!怖い。
あの日の記憶が蘇ってくる。
助けて。
そして壁に押し付けられた。
「朔が…ハナを心配してるのに何だ……?ハナ?」
ガタガタ振るえている。
「………っ…。」
「ハナ?」
手を伸ばしたら
「イヤャャャャャ!?……た…たす…。」
「ハナ!!」
四葉だ。
「大丈夫だよ。もぅ平気、私が来たよ。」
安心して意識が遠退く。
後から保志君も駆け付け、ベッドに寝かせてくれた。
「お…おぃ。」
「沖田さん、すいません。この事は朔には言わないで下さる?」
「意味が解らない。何だ?」
「誰しも知られたくない事位有って……。」
「話せ!知りたい。」
四葉は保志とみあった。
「私が…自分で話す。」
起きた。
そして、服を脱ぎ出した。