桜の咲く頃
もちろん!!
“大丈夫です”
「じゃ〜11時に迎えに行くから支度しといて。」
“悪いです。沖田さん家からうちん家超→遠いじゃないですか!!集合場所決め手行きません?”
「デートって言ったら迎えでしょ。俺が誘ったんだから良いの。ワカッタ?」
“解りました。気合い入れて待ってます。”
「期待してる♪」
あの日から沖田さんが頭から離れない。
朔には恥ずかしくて相談とか出来ないし。
四葉にしよう。
昼休み…。
「四葉ぁ〜。相談乗って。」
「総司さんの事だろ?」
朔にバレてる。
「知ってるわよ」
四葉も!!何で?
「好きなんだよ」
「そうね。遂に春が来たのね。嬉しいわ。紹介した甲斐があったわ」
「好きなの!?」
気にはなってるけど…。
好きとか…。
「いいんじゃねぇ?ハナのペースで」
「無理に背伸びして失敗してもね。」
「総司さんも女性と手を切ったらしいし。」
そうなんだ。
「そー言えばさ、朔って沖田さんと何処で知り合ったの?」