桜の咲く頃


日曜日。


「ピ〜ンポ〜ン♪」

時刻は10分55分


「ハナ〜総司さん来たよ?」


「うん。」


「何その服装?」


「ダメ?」

Tシャツに短パンに籠バック


「一応良い所のお坊ちゃんだからね?」

と、タンスから朔が選んだ服を着た。

「うん。オッケー。頑張って行っておいで。」


「行ってきます。」


「沖田さん!」

リビングのソファーに両親とお喋りしていた。


「……おはょ。可愛いねハナ。」


「えっ!…あっ社交辞令でしょ。」

チョット心臓が跳ねたが嫌味笑いをしていた沖田さん


「バレた?でも本当に可愛いよ。」


「両親が笑ってるんですけど総司さん?」


「でゎ、パパさんママさんハナさんをお借りします。」


「はい。宜しくね♪」

「暗くなる前には送り届けます。」

「うむ。宜しく頼む。」


私達は出掛けた。


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