桜の咲く頃
カラン♪
ドアが開きいつもの様に“いらっしゃいませ”とお客様に挨拶して顔をあげたら
な……何で?
そいつは真っ直ぐ私の所に来る。
そいつとは元カレだ。
“怖い”“助けて”
動けない…。
「久し振りだ「ハナ!!向かえに来たから一緒に帰ろう?」
響さんが何かを察して助けてくれた。
「マスター?俺等今日記念日だからあがらして良いよね?」
「あぁ〜。あっ!!お客様すいません。只今、お席に案内します。」
元カレは帰っていった。
ハナは床にへたりこんだ。
「響さん、ありがとうございました。」
朔が私の変わりにお礼を言ってくれた。
「何あいつ?超→危ない目してたよ。」
「チョット昔ありまして。本当にありがとうございます。ハナ?立てる?」
担がれて控え室に連れて行かれた。