桜の咲く頃
昼休み四葉に屋上に呼ばれ購買でパンと牛乳買って行った
「ハナ?何でアイツが?」
「わかんない。バイトだって高校入ってからだし。」
♪♪〜♪〜♪♪
「総君からだ。」
そこに四葉のケータイが鳴った。
保志君みたいだ。
「うん。今聴いてたとこ。うん、大丈夫だと思うけど、朔も居るし。沖田さんは?…ハハハ。じゃぁ。」
「総君がどうしたの?」
「何か悩んでるみたいだよ?」
メールの内容とは全く違う。
「沖田さんとはどぅ?」
「仲良しだよ。だからちょっと恐いんだよね。飴と鞭状態な感じ。一線越えたら壊れちゃう雰囲気?」
「誰もが片思いの時はそうなんじゃん?」
「そうだね。“元気だよめっちゃ♪総君は?”っと…送信」
「ハナ、あまり1人にならないでね。今回はこの人が助けてくれたからいいけど。」
「うん。ゴメンね、心配させちゃって。」
「ハナは私の親友だから、何かあったら恐いよ。」
四葉はやっぱり親友だ。