桜の咲く頃
とは行ったものの、今日はバイト。しかし朔が撮影で居ない。
「ハナちゃん、これ3番のテーブルにお願い」
「はぁ〜い♪」
考え過ぎだ。今日は来なかった。
帰りは叔父さんが送ってくれる。駐車場から車を持ってくるから店の中で待ってた。
「皆心配性だな。」
でも、ちょっと安心してる自分がいる。
そんな事を考えてたら電気がフッと消えた。
「マスターって子供でしょ?彼女さんに言われない?」
返事がない。
その代わりに
「ハナ?」
「冗談は止めてよ!!何で今更?」
「ハナが好きだからだよ?あのモデルの響なんかより俺の方が優しいよ。」
暗くて見えないが確実に近付いて来る足音が聞こえる。どうしよ?叔父さん早く来て。
「ハナがいけないんだよ?俺から離れるから。俺から離れないでよ。ちょっとの浮気は許すから戻っておいで?」
恐いよ。誰かぁ
その時!?