桜の咲く頃

嵐の前の静けさ





付き合って2年がたった




総君は自分家を継ぐ為大学に、私は只今進路を考えさせられてる高校3年生。


「西川は頭が良いから上にあがるのも出来る。働くにしろ進学するにしろ結婚するにしろユックリ考えろ。」


「高見さん(←先生の名字)は何で先生になったの?」


「あわよくば生徒と結婚出来そうだから。」


「変態。」


「ハハハッ冗談だよ。夢だったんだ。俺ねぇ小学生の時、苛められてたの。それを助けてくれた先生に憧れて。安易な考え。」


「へぇ〜。参考にしとく。」


「おぉ〜。まだ時間はタップリ有るから。」


「ありがとぅ高見さん。」

「次読んできて。」


「はぁい」



別にやりたいことが無い訳じゃないけどさぁ。
総君と保志君は会社の次期社長
朔はモデルを本格的に
四葉は保志君のフィアンセだから結婚だ。

皆が先に進んでる。





「ハナちゃん!!」


バイト先に行ったらキョンちゃんが居た。


「はぁ〜。」

「俺の顔見て溜め息酷くない?」


「えっ!?あっゴメンね。進路で煮詰まってて。」



< 42 / 91 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop