桜の咲く頃
披露宴で新郎新婦以上に囲まれていた総君と朔
二次会はカフェで少人数で行われた。
「疲れた。マジないね。」
「ホント…何で新郎新婦以上に騒がれる?朔がモデルだからいけねぇんじゃね?」
「ヒドッ!!総司君が財閥の御曹司だからじゃないっすか?」
カウンターで文句をブーたれてる2人
私はテーブルに腰掛け万羽さんと話してた。
「万羽さんの友達なんですか?真波さんって?」
「マナミ?誰?私の友達には居ないな。」
「真波は俺の親戚、呼んだつもりは無かったんだけど…。マジごめんなさい。」
キョンちゃんが謝ってきた。
「仕様がないよ。親戚だもん。」
「そぅ言えば、ハナちゃんこの前さぁ総司のお婆さんらしき人と話してなかった?」
見られてた。
「……。」
「変な考え起こしちゃダメだよ?お婆さんの事だから今回の事はあの人の仕業だろ。」
「キョンちゃん。」
「あっ?」
「この事、総君に言わないで。私、コノ話呑もうと思う。」
「えっ!?」