桜の咲く頃
LovE#3好きだから
辛い・ツライ・つらい
この前、総君のお母さんが来た。
その前から自分の体調が可笑しかった。
「貴女が西川ハナさん?」
「えっあっハイ?えっと?どちら様ですか?」
「私、沖田華絵と言いますの。総司の母です。」
「お母さん!?いっいつもお世話になってます」
「こちらこそ」
「それで?今日は?」
「夕方、お時間あるかしら?」
明らかに認めてくれてない感じだ。
指定された場所に言った。
「いらっしゃいませ。お待ちでいらっしゃいます。」
席に通された。
「お時間は取らせません。単刀直入に言わせて頂きます。家の総司と別れて頂きたいの」
ヤッパリだ。
「前、総司から貴女の事を聞かされてビックリしたは。ありがとうあの子を変えてくれて。」
母親の顔だ。
「でも、これから先貴女との交際を認める訳にはいかないの。直ぐに解ってとは言わないは…」
話の途中で
「ご……ごめんなさい。チョット……。」
トイレに駆け込んだ。
「どうなさったの?」
「チョット体調が悪いだけです」