桜の咲く頃
家に帰って朔に聞かれた
「総司君の親だろさっきの?」
「……。」
「ハナ?何言われた?」
こんな事朔に頼む事自体間違ってる。本当は総君と喜びたかった……。
「朔…明日付き合って欲しい所が有るの。」
「学校の帰り?」
首を横に振る
「解った」
「んで?総司君のお母さんに何言われたの?」
「母親なら誰だって思う事だよ♪」
「ハナが自分で良いと思うなら何も言わないけどさ、ハナにも親が居るし、その“母親の思い”もあるんだからな。」
泣きそう。
「う゛ん…。」
次の日、朔を連れて病院に行った。