桜の咲く頃
「おめでとうございます。今、4週目になります♪」
朔は複雑な顔をしていた
「産みますか?」
「はい!!」
朔が驚いた。
結構笑えた。
会計を済ませて病院をでてファミレスに
「ハナ?」
「うん?」
「タダで済まないよ?」
「解ってるよ♪」
「解ってないよ」
「昨日ね、夜考えたの。私、高校でたら家出て働いく。両親には説得する。簡単じゃない事位解ってるけど、この子は絶対に降ろしたくない。私が総司を好きで好きだから諦めた証にしたい。」
「……昔から言い出したら聞かないハナだよな。両親にはいつ話す?俺も一緒に許しをこうよ。」
ずっっっと我慢してた涙が溢れ出てきた。
何で朔はこんなにも優しいんだろう。