桜の咲く頃
手紙
あれから四葉にも話した
「ハナは何で人の事に一生懸命になるのょ」
泣かせてしまった。保志君に怒られちゃうな。
「四葉には感謝してもしきれないよ。総君に逢わせてくれたし、昔いっぱい助けてくれた。本当にありがとう。」
「ハナ?最後みたいな事言わないでよ。まだ私に言ってない事があるん……。」
「高校出たらここから離れようと思ってるの。」
「何でそこまでしなきゃいけないのよ。」
「子供がね居るんだってお腹の中に。」
ビックリしてる。
「勿論、総君のだよ」
「その事沖田さんは?」
「知らない。だから言わないで、言うつもりも無いの。産みたいの。」
四葉に抱き締められた。
「私に出来る事が有ったら言って。親友なんだから。」
「うん。ありがとう四葉♪」
後少しで卒業だ。
私は総君に手紙を書く事にした。
ありがとうがイッパイ入ってる手紙