桜の咲く頃
大雨警報発令
最近、ハナが進路を決めるため会ってくれない。
親は親で見合いを進めてくる。
もう少しでハナの卒業式がある。
たまには根詰めた頭を和らげないとと思ってデートに誘う。
「久しぶり♪元気だった?」
ハナが痩せてる。何が有ったんだ?
「まだ、決まらなくて。自分がここまで優柔不断だとは思わなかったよ。」
「ハナ?何か有った?」
「何でぇ〜?」
目が泳いでる。
「隠しても無駄だぞ!ハナは嘘付けないからな。」
「本当に何にも無いよ。ただ少しダイエットしたの。お正月で太ったから。あっ!!総君♪これバレンタイン」
「Thank you★ハナのチョコは甘くなくて嬉しい。今日はドコ行く?」
「総君の…お部屋…がいいな♪」
照れながらハナが言った
ヤッパリ可笑しい。
後で探るか。
「いつ来ても大っきいね〜♪」
「大きさが変わってたら大変だろ?あっ!!でも、その内一軒家建てるか。」
「……。」
俯いたハナ。照れてんのか?