桜の咲く頃
教室に帰り朔が言った。
「俺さぁ、あの家に残るよ。総司君の情報も聞きたいだろ?スタジオに近いし♪」
「朔…に火の粉が降るような事してゴメンね」
「男の友情って固いんだよ。大丈夫だ♪」
「ハナ」
四葉だ。
「四葉、三年間お世話になりました♪」
「こちらこそ。ちょくちょく遊びに行くわ。保志と一緒に♪」
「ありがとう♪私も運動を兼ねて遊びに行くね。」
「待ってるわ♪」
四葉は一応、女子短大に進学をするらしい。
私はと言うと、昔から興味が有った『通訳』の仕事をする事に。
初めは先輩について仕事の手順やらを学んでく。
キョンちゃんの知り合いの会社を紹介してもらい、妊娠している事も知っていて、育児休暇後ガンガン働いてくれればいいって。それまではバイト扱いだけどいい給料くれる。
皆良い人だ。
でも皆に迷惑をかけてしまった。