桜の咲く頃
ガシッ!!
俺は朔の腕を掴んでいた。
「総…司君?」
「洗いざらい話して貰うよ♪朔?」
「なっ何を?」
「今までの事♪」
怖い。目が笑ってないよ
「な……何から話して良いやら…。本人に聞いて下さい?」
「そうだねぇ〜。じゃぁ〜1つだけ♪ハナが俺と別れた理由は沖田財閥が関わってるのか?」
「………はい。」
怒りMAXだ。
家に帰り母親を問い詰めた。
「ここまでしてるとは解らなかったよ。」
「会社の為……」
「ふざけんな何が会社の為だよ。自分達の体裁の為だろ!!あの時言ってたよな?キョンがどぅのこぉのって…。」
「でも、最終的に決めたのはあの子よ。」
「そぅ仕向けたのもあんただろ?」
「総司には不自由をさせたくないのよ。あの子も母親になったからわかっ……」
「はっ!?……何だよソレ…。」
「えっ?」
「母親って何だよ」
「聞いて…。」
「……今、あの会社の主導権握ってるの俺だよね♪」
「な…何言ってるの」
「俺、全部放棄しようかな♪」
「止めなさい!?何千人の人が……。」