桜の咲く頃
「そうだよねぇ♪路頭に迷うよね〜。自殺者が現れるかもね〜。責任者は大変だぁ〜♪」
俺の怒りは脅しに変わった。
「そ…うじ…。」
「俺に指図したら母親の貴女でも許さない。」
母は床に座り込んだ…。
母への怒りは収まったがハナへの怒りは噴火寸前
朔に会社を聞き車を走らせた。
玄関にハナと男の姿が。
仲良さげに話し、タクシーに乗ろうとしていた。
恋人かよ…。
でも……。
「ハナ!!」
何を言おうか迷う。
「俺との約束を断ってこんなオッサンとデートかよ」
何、ハナの幸せ壊そうとしてんだ俺は。
「西川さん、私情なら後にしてくれ。」
「オッサンって上司だよ。」
本当か!!
それからハナの家で話することに。
朔に連絡して家に向かう。
「総司君、久し振りだね。入って。」
休日だからパパさんもママさんも居た。
「お邪魔します。」
「お兄ちゃん♪いらっしゃい♪遊ぼう♪」
「うん♪ちょっと話があるから後でで良い?」
「うん♪お部屋で待ってる♪」