初恋
「手やだった?」
と優しく聞いた。
「ううん!嫌じゃない。」
と顔を隠しながら
言った。
「そっかぁ。よかった。」
龍也がホッとしたように
言った。

そのあとはとくに何も
話さないまま屋上へ
向かった。
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