【短編】わたし双子座、第6位。
「あのさ。」

輪の後ろの方にいると、不意に声が掛けられた。

私は思わず目を疑ってしまった。

どうして。

どうして先輩が私の前に立っているの?

驚いて返事も出来ないでいると、先輩は少し恥ずかしげに頭を掻いた。

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