ゆびきりげんまん...
『自分の名前を先に探した方が勝ちだよ! よーいドン!』 
「ッ...ちょ!ちょっとー!そんなこと聞いてないよー!」 
私がいきなり言った勝負にビックリする麻衣。 
『今、言った〜アハハッ』 
「ずるい〜」 
麻衣が弱音を吐く。 
 
私は、そんなこと気にせず、必死に自分の名前をさがした。 
 
まず、1組から見ていこーと。 
藤田..藤田...藤田....ない。 
次! 2組。藤田...藤田..なな。 
 
『あったー!!』「あったー!!」 
私と麻衣の声がハモる♪ 
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