ゆびきりげんまん...
「中、入ろっか!」 
麻衣の言葉に、私はうなずいて中に入った。 
この校舎に入るのは受験のとき以来で、またその時とは違うウキウキな気分だ。 
 
廊下を歩いていると、見慣れた女の子と男の子が、1年2組の前で話している。 
よく見ると、かよと陸。 
『あっ!かよと陸じゃん!』 
「ほんとだー!あの二人、仲良いいね!」 


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