ゆびきりげんまん...
そんな寂しい空気を割るかのように、陸が口を開いた。 
「おぃ〜お前ら、そんな悲しそうな顔するなよ。クラスが離れてもずっと友達じゃないのか?」 
陸は私たちには嬉しい言葉をかけてくれた。 
そして3人は大きく頷いた。 
 
 
キーンコーンカーンコーン♪ 
 
聞き慣れたチャイムの音。 
あと3年したら聞けなくなるんだ。 そう思うと少しさみしいなぁ。
 
「あっ!じゃ、また帰りね〜!」 
かよは、そう言い残し陸と3組に入っていった。 
麻衣は黙って1組に入っていった。 
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