ゆびきりげんまん...
「大丈夫かっ...?」 
私の背後から声が聞こえた。 
私は後ろを振り向いた。 
そこには、制服姿の男が立っていた。 
 
そして私を見て驚いている様子だった。 
そりゃ...驚くよね... 
こんな汚い姿と顔を見たら... 
 
 
私は、こんな汚い姿を見られたことに恥ずかしくなって、立ち上がった。 
そして、家に向かって歩き始めた。 
 
『ぉぃ...おい!!待てよ!』 
男が私に向かって叫んだ。 
そして自転車を止め、私のところに走ってきた。
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