ゆびきりげんまん...
『あっ...私、もう帰らなきゃ... ごめんね。 
それと、ありがとう。 
また会えるといいね... 
じゃ、ばいばい』 
私は、一方的に別れの挨拶をした。 
 
 
「ちょっ..ちょっと待って! 一人で帰れる訳ないだろ? 送ってくよ」 
彼はそう言うと、私の体を持ち上げ、自転車のニダイに乗せた。 
 
『え...いいの? ほんと、ごめんね』 
 
「謝るな!家、どこ〜?」 
 
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