ゆびきりげんまん...
「実はな、俺...ちょうど見てたんだ。その〜ななが襲われるところを。 
俺、最悪だよな...見てみぬふりをした。ほんと最悪な人間だ。ごめん!本当にごめん!」 
 
龍が話終えたとき、私は怒りなんて感じなかった。 
よくわかんないけど嬉しかった。 
今、そう思ってくれているのならいいと思った。 
 
『そんなに謝らないで。大丈夫だよ。さっき、助けてくれたじゃん!』 
ここまでこれたのは、龍のおかげ。 
龍が乗せてくれなかったら、私は今頃まだ歩いてたよ(笑) 
 
< 42 / 65 >

この作品をシェア

pagetop