ゆびきりげんまん...
「ならいいんだけど...」龍は、かなり自分を責めていた。 
龍は悪くないのに... 
 
『ねぇ、龍...家に帰りたくないよ...こんな格好で家に帰れない』 
 
「じゃ、俺ん家おいで!ななの母さんには俺から言っておくから!」
龍に謝らなければならないのは自分なのに... 
 
『ごめんね。ありがとう』 
 
マンションに着いた私達は、龍の家がある7階へ行った。 
携帯を見ると、もう11時をまわっていた。
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