ゆびきりげんまん...
 
私は龍の制服を掴んで言った。 
 
『龍...ごめんね..』 
 
 
すると龍は、私の頭を撫でてニコッとした。 
 
 
「気にすんな!」 
 
 
『ぅん...』 
私は下を向いて小さな声で言った。 
 
そんな私を見てか、龍が口を開いた。 
 
「なぁ、なな! 今からいい所に連れてってやるよ!」 
 
『いい所?』 
 
「ぉぅ!着いてからのお楽しみだ!」 
 
龍は、制服を脱ぎ、私服に着替えた。 
 
「よし!行くぞ!」 
 

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