憂鬱な姫君 (姫シリーズVol.5)
ジュジュとセイシローと友達になったココは学校でも笑顔を見せることが多くなった
ジョーも学校にいるときは、セイシローも加わり4人で中庭でお昼をとるようになっており、ジョーもココの変化に安堵していたのだった
都内から通ってきているココと違って、ジュジュは地元だったので、二人が一緒に帰るのは校門までだったが、たまに二駅ほど先まで一緒に出向き、プラプラと買い物をしたり、ケーキを食べたりとココは今まで知らなかった時間の過ごし方をジュジュに教えてもらった
一方のジュジュは、ココに連れられ、キャサリンのスパを初体験し、全身ピッカピカになった自分に驚いたり、AQUAで飲んだトマトジュースの甘さに言葉を失ったりとお互い知らない事ばかりで良い刺激になっていた
5月の連休も過ぎ、梅雨を前に日差しが厳しくなってきた
ココはジュジュの家にお邪魔して、部屋にあった雑誌をパラパラ見ていた
そこへ、お茶を持って入ってきたジュジュは、ちょうどココが見ているページに反応し
「その時計、すっごいかわいいよね!!」
と興奮気味に雑誌を覗き込んできた
「元々、このモデルさん好きなんだよね~ 雑誌にはさ“プチプラ”とか載ってるけど、実際、うちらからしてみたら全然“プチ”じゃなくない?」
ジュジュの剣幕に押されつつ、紙面に目を落とすと確かに“10万円以下で買える! プチプラ時計”とある
「ん~そうだね~ でもさ、この雑誌自体が高校生を対象としたものじゃなくない?」
「確かに、これはお姉ちゃんの部屋からちょっと借りてきたヤツだけどさ・・・」
ジュジュにしては、大人っぽいのよんでるな~ と思って手に取った雑誌だったけど、やっぱり・・・と思いつつ
「で、プチプラは置いといて、この中のどれがお気に入りなの?」
とココはジュジュに話題をふった
ココのその言葉に
「えっとね~ コレコレ!! この文字盤に石の付いてるやつ!!」
とさっきのテンションに戻り、時計について力説し始めた
相当、お気に入りらしい
ココはジュジュの隣で「うんうん」と話を聞きながら、わけも無く楽しいなぁ・・と思っていたのだった
ジョーも学校にいるときは、セイシローも加わり4人で中庭でお昼をとるようになっており、ジョーもココの変化に安堵していたのだった
都内から通ってきているココと違って、ジュジュは地元だったので、二人が一緒に帰るのは校門までだったが、たまに二駅ほど先まで一緒に出向き、プラプラと買い物をしたり、ケーキを食べたりとココは今まで知らなかった時間の過ごし方をジュジュに教えてもらった
一方のジュジュは、ココに連れられ、キャサリンのスパを初体験し、全身ピッカピカになった自分に驚いたり、AQUAで飲んだトマトジュースの甘さに言葉を失ったりとお互い知らない事ばかりで良い刺激になっていた
5月の連休も過ぎ、梅雨を前に日差しが厳しくなってきた
ココはジュジュの家にお邪魔して、部屋にあった雑誌をパラパラ見ていた
そこへ、お茶を持って入ってきたジュジュは、ちょうどココが見ているページに反応し
「その時計、すっごいかわいいよね!!」
と興奮気味に雑誌を覗き込んできた
「元々、このモデルさん好きなんだよね~ 雑誌にはさ“プチプラ”とか載ってるけど、実際、うちらからしてみたら全然“プチ”じゃなくない?」
ジュジュの剣幕に押されつつ、紙面に目を落とすと確かに“10万円以下で買える! プチプラ時計”とある
「ん~そうだね~ でもさ、この雑誌自体が高校生を対象としたものじゃなくない?」
「確かに、これはお姉ちゃんの部屋からちょっと借りてきたヤツだけどさ・・・」
ジュジュにしては、大人っぽいのよんでるな~ と思って手に取った雑誌だったけど、やっぱり・・・と思いつつ
「で、プチプラは置いといて、この中のどれがお気に入りなの?」
とココはジュジュに話題をふった
ココのその言葉に
「えっとね~ コレコレ!! この文字盤に石の付いてるやつ!!」
とさっきのテンションに戻り、時計について力説し始めた
相当、お気に入りらしい
ココはジュジュの隣で「うんうん」と話を聞きながら、わけも無く楽しいなぁ・・と思っていたのだった