憂鬱な姫君 (姫シリーズVol.5)
「まぁまぁ・・ で、なんで列になんか並んだの?」

一番冷静なマキ

「ん~ クラスメイトがいて、なんとなく?」

歯切れの悪いココ

「クラスメイト~!!!」

益々眉間にしわのよるジョー

「でも、ココ一人だったよね?」

とレンは優しく聞く

「クラスメイトだけど、友達じゃないからさ っていうか学校に友達なんて一人もいないし」

ココの発言に驚いて固まる4人

「・・・・ココ? ソレどういう意味?」

レンは口元をヒクヒクしながら尋ねる

「そのままの意味 私、あんな格好だから誰も近寄ってこないのよ・・ でも、一人だけいたんだよね 私に話しかけてくれる子が・・ で、その子が列にいたからちょっと気になって並んだの・・ それだけ」

「それって・・男か?」

とケーゴ

「そうね・・」

「「「・・・・・・」」」

「地味な格好してたって、ココの魅力に気がついたなんてすごいじゃない!」

と一人興奮しているマキ

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