憂鬱な姫君 (姫シリーズVol.5)
タイムアップ
中間試験を間近に控えたいつもと変わらない放課後
教室に残っているのは数名のクラスメイト
ここ数日、ココは学校を休んでいる
先生は、家庭の事情って説明していた
まぁ、それも間違ってはいないけど、実際はお母さんのブランドの撮影をしている
ココから“撮影でしばらく休む”って内容のメールがきたんだけど、よっぽど忙しいのかそれ以来、メールも来ない
携帯をパカパカと開いたり、閉じたりを繰り返していると
「ねぇ、ジュジュ? 聞いてる?」
いきなり目の前にドアップの顔がうつり、思わず
「うわっ!!」
と声を出し、体をのけぞってしまうジュジュ
「ちょっと・・もう、本当聞いてないのね・・・」
ちょっと怒ったそぶりのクラスメイトに
「ごめん、ごめん・・ なんだっけ?」
と慌てて話をふると
「もう・・ だーかーらー AQUA! に行ったって本当?」
「え? なんで知ってるの?」
とキョトンとしてしまうジュジュ
「えー!! やっぱり、ジュジュだったんだね!」
興奮気味のクラスメイト
「最近女子高生がAQUAのVIPに出入りしているってすっごい噂になってるんだよ?」
「え? なにそれ?」
クラスメイトの言葉に驚くジュジュ
「AQUAって、IDも入場に必要で、すっごい人気でなかなか入れないじゃない? やっぱり業界の人も多いからさ、そういうの目当ての人も多いじゃない? そんなクラブのVIPなんて業界の人でも早々入れないって聞くしね」
興奮気味に話すクラスメイトとは逆にジュジュは少し引き気味に話を聞いていた
教室に残っているのは数名のクラスメイト
ここ数日、ココは学校を休んでいる
先生は、家庭の事情って説明していた
まぁ、それも間違ってはいないけど、実際はお母さんのブランドの撮影をしている
ココから“撮影でしばらく休む”って内容のメールがきたんだけど、よっぽど忙しいのかそれ以来、メールも来ない
携帯をパカパカと開いたり、閉じたりを繰り返していると
「ねぇ、ジュジュ? 聞いてる?」
いきなり目の前にドアップの顔がうつり、思わず
「うわっ!!」
と声を出し、体をのけぞってしまうジュジュ
「ちょっと・・もう、本当聞いてないのね・・・」
ちょっと怒ったそぶりのクラスメイトに
「ごめん、ごめん・・ なんだっけ?」
と慌てて話をふると
「もう・・ だーかーらー AQUA! に行ったって本当?」
「え? なんで知ってるの?」
とキョトンとしてしまうジュジュ
「えー!! やっぱり、ジュジュだったんだね!」
興奮気味のクラスメイト
「最近女子高生がAQUAのVIPに出入りしているってすっごい噂になってるんだよ?」
「え? なにそれ?」
クラスメイトの言葉に驚くジュジュ
「AQUAって、IDも入場に必要で、すっごい人気でなかなか入れないじゃない? やっぱり業界の人も多いからさ、そういうの目当ての人も多いじゃない? そんなクラブのVIPなんて業界の人でも早々入れないって聞くしね」
興奮気味に話すクラスメイトとは逆にジュジュは少し引き気味に話を聞いていた