憂鬱な姫君 (姫シリーズVol.5)
隣のクラスの転校生
翌日、ココは変わりなく登校した
誰とも言葉を交わすことなくすぎていく時間
いつもはボーっと外を眺めて過ぎていく昼休みも、聞きなれた言葉で思わず教室内に視線を向けた
その視線の先には堀君のグループがいた
「俺ら、昨日AQUA行ったんだぜ!」
堀君がやけに自慢げに話している
「え~マジで!」
「超羨ましいんだけど!!」
「っていうか入れたのかよ?」
周囲は堀君以上に興奮しているようだ
「・・・行っただけ でも、ジョーとケーゴとあのレンに会ったよ!」
と堀君は携帯の画面を皆に見せている
「まじで! あのモデルだったレン!?」
「すげ~!!!」
堀君の周りは更に興奮している様子
「っていうか、連れががめっちゃいい女なの! やっぱ、いい男にはいい女だよな~ あんな女、握手だけでもいいから触りてぇ~」
と堀君はさらに興奮しているようだ
ココは堀君の言葉を聞いて“ギョッ”とした
地味な格好をしている私と話すのは、ボランティアで、そうでない場合は触ってみたいって・・
変態じゃんか・・・
今まで、自分は彼の何を見て“心の優しい人”だと判断していたのだろうと、彼の中身を全く見ていなかったことに反省もしたのだ
誰とも言葉を交わすことなくすぎていく時間
いつもはボーっと外を眺めて過ぎていく昼休みも、聞きなれた言葉で思わず教室内に視線を向けた
その視線の先には堀君のグループがいた
「俺ら、昨日AQUA行ったんだぜ!」
堀君がやけに自慢げに話している
「え~マジで!」
「超羨ましいんだけど!!」
「っていうか入れたのかよ?」
周囲は堀君以上に興奮しているようだ
「・・・行っただけ でも、ジョーとケーゴとあのレンに会ったよ!」
と堀君は携帯の画面を皆に見せている
「まじで! あのモデルだったレン!?」
「すげ~!!!」
堀君の周りは更に興奮している様子
「っていうか、連れががめっちゃいい女なの! やっぱ、いい男にはいい女だよな~ あんな女、握手だけでもいいから触りてぇ~」
と堀君はさらに興奮しているようだ
ココは堀君の言葉を聞いて“ギョッ”とした
地味な格好をしている私と話すのは、ボランティアで、そうでない場合は触ってみたいって・・
変態じゃんか・・・
今まで、自分は彼の何を見て“心の優しい人”だと判断していたのだろうと、彼の中身を全く見ていなかったことに反省もしたのだ