憂鬱な姫君 (姫シリーズVol.5)
ココがそんな事を考えていると、堀君たちの話題はすでにかわっていた
「隣のクラスに転校生が来たらしいぜ!」
「マジ!! ソレって、オンナ? オンナか?」
「ざんね~ん! 男~ それもずっげ~地味な奴!!」
「へ~ うちのジミコと張るくらい?」
・・・・ジミコって・・まさか、私の事?
「ん~ どっちもどっちかな・・って噂をすればだよ!」
と彼らの声が小さくなった
ココはそこで、視線を窓の外に移した
・・が、誰かが自分の前に立っているのに気づき、視線を上げた
そこには、たとえ風がふいても、髪の毛1本でさえなびかないだろうと予想されるくらいビッチリ7対3にかため、黒い丸縁メガネをかけ、制服のボタンを上までぴったり閉めた男の子が立っていた
ココは、自分の格好を忘れ、思わず、眉をしかめ、少年の足元に視線をおとした
少年の制服のズボンは寸たらずで、くるぶし丈のようだ
頭の先からつま先まで、とことんダサイ・・・
「・・・・どちら様?」
ココは視線を少年の顔に戻した
「・・どちら様って・・・」
と少年は笑った
ココは、その声を聞いて、思わず立ち上がった
「は! なんで、あんたがここにいるわけ?」
思わず、大声をだしてしまい、クラス中が何事かとココと少年に注目してしまう
「まぁまぁ、とにかく落ち着けって・・」
と少年はココの前の席に座った
「隣のクラスに転校生が来たらしいぜ!」
「マジ!! ソレって、オンナ? オンナか?」
「ざんね~ん! 男~ それもずっげ~地味な奴!!」
「へ~ うちのジミコと張るくらい?」
・・・・ジミコって・・まさか、私の事?
「ん~ どっちもどっちかな・・って噂をすればだよ!」
と彼らの声が小さくなった
ココはそこで、視線を窓の外に移した
・・が、誰かが自分の前に立っているのに気づき、視線を上げた
そこには、たとえ風がふいても、髪の毛1本でさえなびかないだろうと予想されるくらいビッチリ7対3にかため、黒い丸縁メガネをかけ、制服のボタンを上までぴったり閉めた男の子が立っていた
ココは、自分の格好を忘れ、思わず、眉をしかめ、少年の足元に視線をおとした
少年の制服のズボンは寸たらずで、くるぶし丈のようだ
頭の先からつま先まで、とことんダサイ・・・
「・・・・どちら様?」
ココは視線を少年の顔に戻した
「・・どちら様って・・・」
と少年は笑った
ココは、その声を聞いて、思わず立ち上がった
「は! なんで、あんたがここにいるわけ?」
思わず、大声をだしてしまい、クラス中が何事かとココと少年に注目してしまう
「まぁまぁ、とにかく落ち着けって・・」
と少年はココの前の席に座った