憂鬱な姫君 (姫シリーズVol.5)
売り物ではないココのアップの写真意外の作品を全てとり外して、梱包していく
「先生、こんなに沢山の作品一人の方が購入してくださったんですか? 本当、すごいですね」
NYで開いた個展にほれ込んだホテル王が是非ラスベガスでも・・と言われ3日間の予定で開いた今回の個展
行った事のない街だったし、世界有数のエンターテイナーが集まる街だったから、自分にとっても良い勉強になると思い承諾したのだが、この短い滞在期間でまさかココと再会するとは思っても見なかった
ココに寄り添っていた男
年齢はココと変わらない感じなのに、値段を聞くことなく買うと言った15点の作品
ふたりが去ってからすぐにかっちりとスーツを着た男性が現れ、支払いや発送の手続きをして行った
そして、アシスタントと梱包作業をしているのだ
「どんな人が買っていったんですか?」
アシスタントの言葉に
「嫉妬深い男」
とだけ答え
「ちょっと出てくる・・」
とアシスタントに背を向け部屋を出て行った
アシスタントは、少し寂しそうに北斗の背中を見送ると止まっていた手を再び動かしたのだった
「先生、こんなに沢山の作品一人の方が購入してくださったんですか? 本当、すごいですね」
NYで開いた個展にほれ込んだホテル王が是非ラスベガスでも・・と言われ3日間の予定で開いた今回の個展
行った事のない街だったし、世界有数のエンターテイナーが集まる街だったから、自分にとっても良い勉強になると思い承諾したのだが、この短い滞在期間でまさかココと再会するとは思っても見なかった
ココに寄り添っていた男
年齢はココと変わらない感じなのに、値段を聞くことなく買うと言った15点の作品
ふたりが去ってからすぐにかっちりとスーツを着た男性が現れ、支払いや発送の手続きをして行った
そして、アシスタントと梱包作業をしているのだ
「どんな人が買っていったんですか?」
アシスタントの言葉に
「嫉妬深い男」
とだけ答え
「ちょっと出てくる・・」
とアシスタントに背を向け部屋を出て行った
アシスタントは、少し寂しそうに北斗の背中を見送ると止まっていた手を再び動かしたのだった