憂鬱な姫君 (姫シリーズVol.5)
ラスベガス旅行の時、噴水ショーを見ながら夕食を食べたときの写真だった
隠し撮りされていたのだ
自分は一般人なのに顔を隠されもせず、笑顔で写っている
「つーか序の口だからね?次のページ見て?」
とジョー
思わずジョーを見るココだったが、じっと見てくるジョーに負け、再び紙面に視線を落とし1枚ページをめくると
"御曹司を虜にしたお姫様"
その見出しが目に入った時点で、思わず隣のケーゴに助けを求めるように視線を送るが、当の本人はココの方を見ておらず、俯いているだけ
恐る恐る見た紙面には
前頁のブライアン同様の大きさで自分の写真が載っていて、モデルと紹介されていた
もちろん、父親である潤也はハリウッドで活躍している俳優なので、その娘であることも書かれてあった
「って・・モデルって・・・」
「そんなの北斗さんの写真集に出ただろ? それにマキと4人でお袋んとこのイメージキャラしてるし・・」
というジョーの言葉に、思わずため息をつくココ
「"DAYS"ってこっちの雑誌だよね? それの日本版ってことだよね? 内容は一緒なの?こっちでも同じように載ってるの?」
ココの言葉に
「ホラッ!」
無造作に投げられた同じ表紙の"DAYS"
本家、アメリカ版だ
中に載っている広告が数箇所違うだけで、内容は同じだった
「コレ、ココの彼氏って本当なのか?」
それまで俯いていたケーゴが搾り出すようにつぶやいた
隠し撮りされていたのだ
自分は一般人なのに顔を隠されもせず、笑顔で写っている
「つーか序の口だからね?次のページ見て?」
とジョー
思わずジョーを見るココだったが、じっと見てくるジョーに負け、再び紙面に視線を落とし1枚ページをめくると
"御曹司を虜にしたお姫様"
その見出しが目に入った時点で、思わず隣のケーゴに助けを求めるように視線を送るが、当の本人はココの方を見ておらず、俯いているだけ
恐る恐る見た紙面には
前頁のブライアン同様の大きさで自分の写真が載っていて、モデルと紹介されていた
もちろん、父親である潤也はハリウッドで活躍している俳優なので、その娘であることも書かれてあった
「って・・モデルって・・・」
「そんなの北斗さんの写真集に出ただろ? それにマキと4人でお袋んとこのイメージキャラしてるし・・」
というジョーの言葉に、思わずため息をつくココ
「"DAYS"ってこっちの雑誌だよね? それの日本版ってことだよね? 内容は一緒なの?こっちでも同じように載ってるの?」
ココの言葉に
「ホラッ!」
無造作に投げられた同じ表紙の"DAYS"
本家、アメリカ版だ
中に載っている広告が数箇所違うだけで、内容は同じだった
「コレ、ココの彼氏って本当なのか?」
それまで俯いていたケーゴが搾り出すようにつぶやいた