憂鬱な姫君 （姫シリーズVol．5）

DANCE

ブライアンと付き合ってから、ブライアンが毎朝車で迎えにきていたのだが、ジョーとケーゴも乗せていってもらう事が申し訳なく思ったココは、ブライアンに今日は早く行くのでジョナサンに送っていってもらうとメールをし、ジョナサンにジョーとケーゴの滞在しているホテル経由で高校まで送って行ってもらった

お店のOPEN準備で忙しい中送ってくれたジョナサンに、何度もお礼を言ったココ

ココを真ん中に左右にジョーとケーゴが並び、三人はココが通う学校へ足を踏み入れた

ふたりを学生センターに案内し、ココは授業があるので一旦二人と別れ教室へ向った

ジョーとケーゴは学生センターでビジターの手続きをし、校内見学をしていた

外国からの留学生を多く迎えている学校だけあって、学校案内ビデオまで準備されており、ジョーとケーゴの感覚ではすぐにココを合流し一緒に授業を受けられると思っていたので、学生センターの係員にランチだと食堂に案内された時には疲れきっていた

校内はまだ授業の最中だったので生徒のいないフロアは静まり返っていたが、ふたりはそれぞれ好きなメニューを注文し席についた

そして、二人が食べ終わる頃チャイムと同時に多くの生徒が食堂になだれ込んできたのだった
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