憂鬱な姫君 (姫シリーズVol.5)
その発想だと、サムライの出る漫画があるから日本にはまだサムライがいるという事にもなる
単純な思考回路に思わず失笑のココだったが、その態度が気に入らない少女達は、近くに置いてあったココのバックを取り上げ
「あなたってけっこう良いもの持ってるわよね~」
とココのカバンの中身を漁りだした
「ちょっと! 返して!!」
と身を乗り出すココの体を近くにいた少女達が押さえつける
そして
「あら? かわいい財布・・・ 中身も結構あるんじゃない! こっちはいいわ・・ 犯罪だし?」
とココの財布から現金以外を抜き取り、財布ごと自分のバックにしまうブロンドの少女
「みんな見て! ポーチもけっこうかわいいわよ!」
と黒人の女の子はポーチを取り出し
「このグロスかわいいわねぇ~」
とポーチも中身も自分のバックにいれてしまった
「ちょっと! ソレ犯罪だから!!」
と怒鳴るココに
「遠い国から着たあなたの言葉より、この街の有力者のママの子どもの私の言葉を先生は信じるわ!」
とブロンドの少女
「私の両親も学校に相当寄付しているのよ? だから、諦めなさい! それと、ブライアンはケリーの元カレなの。 ふたりはまだ想いあっているからそろそろ日本に帰ったら?惨めなだけよ? それと、さっきあなたのテーブルに行ったJだけど、彼は私に夢中だから諦めてね」
と黒人の少女がまくし立てるようにしゃべり
「私たちは日本人みたいに野蛮じゃないから、頭から水を被せるようなことはしないわ」
と笑顔をみせ
「こっちの方が素敵でしょ?」
とココにインク瓶を見せ、瓶の中身をココのカバンの中にぶちまけたのだった
そして
「このバックも素敵だけど、こんなに汚れていたらいらないわ」
とココの目を見ながらボトッとトイレにバックを落とし、踏みつけながら集団で去って行ったのだった
単純な思考回路に思わず失笑のココだったが、その態度が気に入らない少女達は、近くに置いてあったココのバックを取り上げ
「あなたってけっこう良いもの持ってるわよね~」
とココのカバンの中身を漁りだした
「ちょっと! 返して!!」
と身を乗り出すココの体を近くにいた少女達が押さえつける
そして
「あら? かわいい財布・・・ 中身も結構あるんじゃない! こっちはいいわ・・ 犯罪だし?」
とココの財布から現金以外を抜き取り、財布ごと自分のバックにしまうブロンドの少女
「みんな見て! ポーチもけっこうかわいいわよ!」
と黒人の女の子はポーチを取り出し
「このグロスかわいいわねぇ~」
とポーチも中身も自分のバックにいれてしまった
「ちょっと! ソレ犯罪だから!!」
と怒鳴るココに
「遠い国から着たあなたの言葉より、この街の有力者のママの子どもの私の言葉を先生は信じるわ!」
とブロンドの少女
「私の両親も学校に相当寄付しているのよ? だから、諦めなさい! それと、ブライアンはケリーの元カレなの。 ふたりはまだ想いあっているからそろそろ日本に帰ったら?惨めなだけよ? それと、さっきあなたのテーブルに行ったJだけど、彼は私に夢中だから諦めてね」
と黒人の少女がまくし立てるようにしゃべり
「私たちは日本人みたいに野蛮じゃないから、頭から水を被せるようなことはしないわ」
と笑顔をみせ
「こっちの方が素敵でしょ?」
とココにインク瓶を見せ、瓶の中身をココのカバンの中にぶちまけたのだった
そして
「このバックも素敵だけど、こんなに汚れていたらいらないわ」
とココの目を見ながらボトッとトイレにバックを落とし、踏みつけながら集団で去って行ったのだった