憂鬱な姫君 (姫シリーズVol.5)
突然の訪問者
次回作の映画の打ち合わせを終え、賢治が自宅に着いたのは陽が落ちる頃だった。
今朝、ココは早速演劇学校へ向い、遅くなると言っていたのを思い出し、何か夕飯になるものでも買ってきてやればよかったかな・・などと考えながらガレージに車を止め、そのまま家に入った
“・・・・・ん?”
ココが引越してきてからハウスキーパーは頼んでいないし、遅くなるっていいながら早く帰ってきたのか? などと考えながらリビングのドアを開ける
“・・・・・・”
“・・・・・・”
中にいた人物を目が合い、ため息をついた賢治
「ちょっと! なんなの? 久しぶり!とかってないわけ? 」
「久しぶりって・・ そうか?」
ため息をつきながら賢治は向いのソファに座った
「で?」
「で?って・・ 別に俺が誘拐したわけでもないぞ? つーか、お前等どうやってここ入ったわけ? まず、ここの敷地に入るのだって無理だろ?」
「そうね。 このセキュリティじゃ甘いと思うわ。 ココが住むならもう少しちゃんとしてもらわないと!」
「・・・敷地のまえに門番、敷地内に防犯カメラと番犬3匹、ドアを回しただけで防犯装置が作動するんだけど? つーか、Saettleのとこはなんのセキュリティもない普通の家だったんだろ? 」
「LAよ? どれだけ危険な街か知ってるでしょ?」
思わぬ方向でヒートアップするふたりに
「姫花も賢治も話ズレてねぇか?」
「「・・・・・」」
もっともな意見に潤也に目をむけるふたり
今朝、ココは早速演劇学校へ向い、遅くなると言っていたのを思い出し、何か夕飯になるものでも買ってきてやればよかったかな・・などと考えながらガレージに車を止め、そのまま家に入った
“・・・・・ん?”
ココが引越してきてからハウスキーパーは頼んでいないし、遅くなるっていいながら早く帰ってきたのか? などと考えながらリビングのドアを開ける
“・・・・・・”
“・・・・・・”
中にいた人物を目が合い、ため息をついた賢治
「ちょっと! なんなの? 久しぶり!とかってないわけ? 」
「久しぶりって・・ そうか?」
ため息をつきながら賢治は向いのソファに座った
「で?」
「で?って・・ 別に俺が誘拐したわけでもないぞ? つーか、お前等どうやってここ入ったわけ? まず、ここの敷地に入るのだって無理だろ?」
「そうね。 このセキュリティじゃ甘いと思うわ。 ココが住むならもう少しちゃんとしてもらわないと!」
「・・・敷地のまえに門番、敷地内に防犯カメラと番犬3匹、ドアを回しただけで防犯装置が作動するんだけど? つーか、Saettleのとこはなんのセキュリティもない普通の家だったんだろ? 」
「LAよ? どれだけ危険な街か知ってるでしょ?」
思わぬ方向でヒートアップするふたりに
「姫花も賢治も話ズレてねぇか?」
「「・・・・・」」
もっともな意見に潤也に目をむけるふたり