憂鬱な姫君 (姫シリーズVol.5)
今日までのこと
今日も一日が終わった
私は下駄箱からお気に入りの靴を出し、そっと床に置いた
「東野さん、今帰り?」
そこに声を掛けてきたのは、クラスメイトの堀君
私が唯一、話す男の子
別に私があえて話さないわけじゃない
相手にされていないだけ
だってね…
私、ダサいもん
地味とかいう域を遥かに越えて、かなりダサいんだよね
私は下駄箱からお気に入りの靴を出し、そっと床に置いた
「東野さん、今帰り?」
そこに声を掛けてきたのは、クラスメイトの堀君
私が唯一、話す男の子
別に私があえて話さないわけじゃない
相手にされていないだけ
だってね…
私、ダサいもん
地味とかいう域を遥かに越えて、かなりダサいんだよね