憂鬱な姫君 (姫シリーズVol.5)
廉の友達
ここは神山さんの自宅兼アトリエで、都内から車で1時間弱の場所らしく、今日はレン兄の高校時代、つまりモデル時代の連れの集まりだったらしいことがわかった
神山さんの他に、モデルの汐音(シオン)さん・静音(シズネ)さん姉妹と謙信(ケンシン)さん
この三人は言われてみれば雑誌で見たことがある気がする
まだ見習いだけど、メーキャップアーティストのGenさん
スタイリスト見習いのレオさんの5人がいた
みんな高校の同級生で、今でもこうやって時間を作っては飲んだりしているらしい
私にはそんな友達はいないし、もう半分過ぎた高校生活の中で出来るとも思わない
だからか、ちょっと羨ましくもなった
「それにしても、本当うまく隠してたよな~」
とココの顔をまじまじ見るGenさん
「本当・・ だから私達を実家に呼んでくれなかったのね~」
と汐音さん
「・・・うるせい」
とレンはグラスを口につける
「レンがシスコンとはね~ でも、本当にジョーと双子なの?」
とココの顔を覗き込んでくる謙信に思わず身を引いてしまう
「謙信~ ドサクサにまぎれて顔近すぎ~」
と謙信の後頭部を叩く静音
「あ・・ バレたか・・」
と謙信は少し身を引いたものの、相変わらずココの顔を眺めていた
神山さんの他に、モデルの汐音(シオン)さん・静音(シズネ)さん姉妹と謙信(ケンシン)さん
この三人は言われてみれば雑誌で見たことがある気がする
まだ見習いだけど、メーキャップアーティストのGenさん
スタイリスト見習いのレオさんの5人がいた
みんな高校の同級生で、今でもこうやって時間を作っては飲んだりしているらしい
私にはそんな友達はいないし、もう半分過ぎた高校生活の中で出来るとも思わない
だからか、ちょっと羨ましくもなった
「それにしても、本当うまく隠してたよな~」
とココの顔をまじまじ見るGenさん
「本当・・ だから私達を実家に呼んでくれなかったのね~」
と汐音さん
「・・・うるせい」
とレンはグラスを口につける
「レンがシスコンとはね~ でも、本当にジョーと双子なの?」
とココの顔を覗き込んでくる謙信に思わず身を引いてしまう
「謙信~ ドサクサにまぎれて顔近すぎ~」
と謙信の後頭部を叩く静音
「あ・・ バレたか・・」
と謙信は少し身を引いたものの、相変わらずココの顔を眺めていた