憂鬱な姫君 (姫シリーズVol.5)
「え? あの・・それはいいんですけど・・ って良くはないんですけど、それよりなんで被写体?モデルじゃないんですね・・」
「ココちゃんがこの間まで、自分の素顔を隠して家から遠い公立に通っているのも聞いてる だから、ココちゃんが顔をだしたくないんじゃないかって思って・・ 」
「わかりました 私はあくまで、北斗さんの撮る世界の被写体ってことですね?」
ココの言葉に頷く北斗
北斗から視線をそらさず、じっと考えるココ
しばらく沈黙が続いたが、そこに
ガチャ
空気を読めない男が乱入してきた
「北斗・・ てめぇ・・いい加減長げぇんだよ!!」
不機嫌なレン兄だった
「その様子じゃ、話し終わったんだろ? もう向こう行くぞ?」
レンはココの腕を引っ張り、強引に連れ出した
そしてさっきの部屋に戻るふたりの後を北斗も着いてくる
謙信さんと汐音さんは相当飲んだのか、ソファで寝ているし、静音さんとGenさんはキッチンで洗い物をしていた
部屋に入るとレン兄と北斗さんがテラスに行ってしまったので、ココは行く当てもなく、部屋を見渡すとレオさんと目が合い、手招きしているので、そのままレオさんの隣に大人しく座ることにした
「話ししてきたの?」
ココの顔を覗き込んでくるレオ
「え? はい・・」
「北斗の写真見た?」
「はい・・」
「すげぇよな・・ アレが北斗が見てる世界だぞ? ココちゃんはその世界に入れるんだ・・ 」
レオさんの言葉に思わず顔を上げるココ
「ココちゃんがこの間まで、自分の素顔を隠して家から遠い公立に通っているのも聞いてる だから、ココちゃんが顔をだしたくないんじゃないかって思って・・ 」
「わかりました 私はあくまで、北斗さんの撮る世界の被写体ってことですね?」
ココの言葉に頷く北斗
北斗から視線をそらさず、じっと考えるココ
しばらく沈黙が続いたが、そこに
ガチャ
空気を読めない男が乱入してきた
「北斗・・ てめぇ・・いい加減長げぇんだよ!!」
不機嫌なレン兄だった
「その様子じゃ、話し終わったんだろ? もう向こう行くぞ?」
レンはココの腕を引っ張り、強引に連れ出した
そしてさっきの部屋に戻るふたりの後を北斗も着いてくる
謙信さんと汐音さんは相当飲んだのか、ソファで寝ているし、静音さんとGenさんはキッチンで洗い物をしていた
部屋に入るとレン兄と北斗さんがテラスに行ってしまったので、ココは行く当てもなく、部屋を見渡すとレオさんと目が合い、手招きしているので、そのままレオさんの隣に大人しく座ることにした
「話ししてきたの?」
ココの顔を覗き込んでくるレオ
「え? はい・・」
「北斗の写真見た?」
「はい・・」
「すげぇよな・・ アレが北斗が見てる世界だぞ? ココちゃんはその世界に入れるんだ・・ 」
レオさんの言葉に思わず顔を上げるココ