憂鬱な姫君 (姫シリーズVol.5)
「あっ・・ 別に・・・」
慌てるケーゴに
「それに、ココが久しぶりに笑ったんだって?」
と言うりんはケーゴに背を向けていた
「ココってしっかり姫花の娘なのよね~ 本当、良く似てる・・」
そう言うりんは隣の部屋で笑っている姫花を見ていた
「でも、ココと姫ちゃんは違う・・・」
ケーゴはつぶやいた
「・・・・・」
「姫ちゃんにはオヤジとかりんとかいたんだろ? でも、ココにはそういう友達がいねぇ」
りんはソレを聞き
「フフッ」
っと笑った
「そうみたいね・・・ 姫花にシスコンの兄貴はいたけど、シスコンの弟まではいなかったし? まぁ、一途に思う幼なじみはいたのは一緒だけどねぇ・・」
とケーゴを見てさらに笑顔を見せた
「・・・・・」
「ま・・ 友達なんて数いればいいもんじゃないし? “愛情”とか“友情”とか“情”がつくものって見返りを求めてちゃダメでしょ? 自分を支えて欲しいって見返り求めて友達作っても、それじゃタダの知り合い」
「・・・・・」
「ま、あの頃の姫花には大人な彼氏もいたしね~」
りんは一気に空気を変え、笑いながらその場を後にした
ケーゴは大人たちの輪に入る気にはなれず、その場を後にしたのだった
慌てるケーゴに
「それに、ココが久しぶりに笑ったんだって?」
と言うりんはケーゴに背を向けていた
「ココってしっかり姫花の娘なのよね~ 本当、良く似てる・・」
そう言うりんは隣の部屋で笑っている姫花を見ていた
「でも、ココと姫ちゃんは違う・・・」
ケーゴはつぶやいた
「・・・・・」
「姫ちゃんにはオヤジとかりんとかいたんだろ? でも、ココにはそういう友達がいねぇ」
りんはソレを聞き
「フフッ」
っと笑った
「そうみたいね・・・ 姫花にシスコンの兄貴はいたけど、シスコンの弟まではいなかったし? まぁ、一途に思う幼なじみはいたのは一緒だけどねぇ・・」
とケーゴを見てさらに笑顔を見せた
「・・・・・」
「ま・・ 友達なんて数いればいいもんじゃないし? “愛情”とか“友情”とか“情”がつくものって見返りを求めてちゃダメでしょ? 自分を支えて欲しいって見返り求めて友達作っても、それじゃタダの知り合い」
「・・・・・」
「ま、あの頃の姫花には大人な彼氏もいたしね~」
りんは一気に空気を変え、笑いながらその場を後にした
ケーゴは大人たちの輪に入る気にはなれず、その場を後にしたのだった