憂鬱な姫君 (姫シリーズVol.5)
「考え込んでるみたいだし?」
「何かあったかって言われれば、何もないかな」
とフッと笑うココ
「・・・・・」
ココの言葉に黙るジョー
双子の前では、さっきまで喧嘩していたマキとケーゴの姉弟が、仲良く一つの雑誌を見ながら“あーでもない こうでもない”と言い合っていた
なんだかんだで仲がいい
お互いの両親が、仕事で忙しく家を空けることの多かった幼少期、姉弟で過ごすことが多かったのは、自分たちもケーゴ達も一緒だった
「姉弟って・・いいよな・・」
とケーゴとマキを見ながらジョーからポロッとでた言葉
「何? 急にどうした?」
「いや・・ なんとなく? だって、さっきまで言い合ってたのに、いつのまにかいつもどおりでさ・・」
「そうだね・・ 姉弟って世の中で一番近い存在だと思わない?」
「なんで?」
「だって、両親とは半分ずつしか繋がってないでしょ? でも、姉弟とは全部一緒なんだよ? 半分がママで半分がパパ」
「・・・・・」
「“ごめんね”って大事な言葉だけど、それを口に出さなくても通じるのが姉弟だと思わない?」
「なんか、深いな・・・」
ココの言葉にフッと笑みを漏らすジョー
しばらくして
「お待たせしました~」
スタッフの声がかかり、撮影が再会されたのだった
「何かあったかって言われれば、何もないかな」
とフッと笑うココ
「・・・・・」
ココの言葉に黙るジョー
双子の前では、さっきまで喧嘩していたマキとケーゴの姉弟が、仲良く一つの雑誌を見ながら“あーでもない こうでもない”と言い合っていた
なんだかんだで仲がいい
お互いの両親が、仕事で忙しく家を空けることの多かった幼少期、姉弟で過ごすことが多かったのは、自分たちもケーゴ達も一緒だった
「姉弟って・・いいよな・・」
とケーゴとマキを見ながらジョーからポロッとでた言葉
「何? 急にどうした?」
「いや・・ なんとなく? だって、さっきまで言い合ってたのに、いつのまにかいつもどおりでさ・・」
「そうだね・・ 姉弟って世の中で一番近い存在だと思わない?」
「なんで?」
「だって、両親とは半分ずつしか繋がってないでしょ? でも、姉弟とは全部一緒なんだよ? 半分がママで半分がパパ」
「・・・・・」
「“ごめんね”って大事な言葉だけど、それを口に出さなくても通じるのが姉弟だと思わない?」
「なんか、深いな・・・」
ココの言葉にフッと笑みを漏らすジョー
しばらくして
「お待たせしました~」
スタッフの声がかかり、撮影が再会されたのだった