妹彼女
メシを食い終わった途端、海と空はまた質問攻めに会っていた。


「やれやれ…大変だな。あの二人も…」


「よう、冬真!」


一番後ろ窓際にいた冬真が俺のとこに来た。海とは二つ違いの席で人がわんさかいたから正しくは逃げてきた、か…


「冬真はいいのか?海になんか教えてもらわなくて。」


「自分で言うのもなんだが、俺はそんなに成績悪くないぞ?それに海に聞くなら…も…、こ…木乃香に…聞くし…(///)」


はいラブラブ二組目~。結局付き合うことになりました冬真くんと木乃香ちゃんで~す。

俺たちの作戦は大成功でしたな(←ほとんど参加してない)。


「それより心配なのは大地の方じゃねぇのか?平原さん、そんなに成績良くないんだろ?授業中よく海に聞いてるとこ見るし。」


「まぁね~。正直かなりまずいんだよね~(苦笑)。教えてよ、冬真くん。」


「残念だけど、俺教えるの苦手なんだ。中学の部活で後輩から思いっきり『教え方が下手い!』って言われた…」


「あ、マジで…?」


ちくしょう!即戦力になると思ったのによぅ(←脳内指パッチン)!


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