妹彼女
しばらくキスを楽しんだ後、勉強に入った。


俺的にはそのまま次のステップに行ってもいいかなと思ったけど、緑の体力不足と装備が無いのを理由に、緑が拒否した。


女の子がイヤだというなら俺はしない。無理矢理やって残るのは罪悪感と後悔と取り返しのつかない事態だからだ。





それでも勉強中の緑はどうにも落ち着きがない。どうやら刺激が強すぎたか…



ま、キス初日から舌を入れられたら、そうなるか…











消灯時間が近づき、外を見るとすっかり暗くなっていた。


「ありゃ?もうこんな時間か…。んじゃ、帰るとしますか。今から海のとこ行って教えてもらったら、今度はちゃんと教えてあげるからな。」


今日は金曜日、病院には昼から来れるし、海なら遅くまで教えてくれそうだ。



「うん。あ…大地…」


「ん?」


荷物をまとめる俺を珍しく引き止めた。


「あの…その…」


…………あぁ、なるほど。


真っ赤にして顔を背ける緑のほほを優しく掴み、唇を重ねた。


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