妹彼女
「─────…ち、大地!」
「はうぅい!?なんですか海!?」
「なんですかじゃねぇよ!まだ1時程度で寝てんじゃねぇよ~」
ふぇ?あぁ、寝てましたか…?いやぁついつい…
「何がついついだ…。続きやっぞ、本格的に寝る前に暗記しないとちゃんと覚えないぞ?」
「はい…」
あれ?俺今心読まれましたか?
『ん…、く…あぁぁ…。うわぁ…もう3時だよ…。肌荒れそうだから私寝るね~。おやすみ~♪』
「「おやすみ~♪」」
軽く海に頭を撫で撫でしてもらうと、空は自分の部屋に戻って行った。
「さて。俺たちも終わるか?」
「ん~…でもまだ緑に教えれるほどでは…」
「分かったよ。俺と空も一緒に行くよ。あんま大人数で行くのは好きじゃないけど、二人が赤点取るよりましだしな。」
「悪い…ホント助かる。じゃあ、寝ようか?ホント言うと、かなり眠かった…」
テーブルをどかし、海のベットの隣に布団を敷いてもらった。
「懐かしいな…。こうして大地が泊まりに来て、いろんなことを話せるのは…」
「そうだな…受験やらなんやらで、余裕が無かったからな。」
「……ありがとう。大地。」
………へ?